梅花女学校創立の基本理念は、キリスト教精神に基づく教育によって“愛なる人”を育成すること。
そして、当時すでに開校されていた海外の宣教師団によってつくられたミッション・スクールとしてではなく、日本人信徒の運営による「自給学校」とすることでした。
創立者 澤山保羅は、「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(マタイによる福音書 7章12 節)を愛誦(あいしょう)し、ひたすら伝道活動と梅花女学校の教育に、その生涯を捧げました。
この「神を敬い、隣人を愛する女性の育成」を目的とした梅花女学校創立の精神は、現在まで受け継がれています。
梅花学園は、キリスト教精神に基づき、人間として自分の生きる道を見出してその道を歩む力を身につけるとともに、多様な価値観を認めて隣人と連帯する意欲を持つ人を育てる。
さらにのびやかな感性を養い、調和のとれた知性をもって社会に適応するとともに社会に貢献する人が育つように努める。
人にしてもらいたいと思うことは何でも、 あなたがたも人にしなさい
マタイによる福音書7章12節
私は「梅花人」として、学生・生徒・園児の「模範」となり、
「建学の精神」を理解し、
心身とも「健康」に留意し、
学生・生徒・園児および保護者に「感謝」し、
挨拶等、「礼儀・作法」を正し、「謙虚」な心で、
人に対する「気配り」「思いやり」を心がけ、
「時間」を守り、「約束」を守り、
清楚な「服装」を心がけ、
自分自身の人件費の「費用対効果」を高め、
「組織原則」に基づき、
自分の仕事の「役割」を認識し、「責任」を果たし、
何事も十分「確認」し、「報告・連絡・相談」を適切に行い、
自ら進んで「問題発見・問題解決」をし、
一日一日、仕事に「生きがい」をもって、
日々、「向上心」をもって、研鑽し、教養を高め、
梅花を代表する「淑女紳士」となり、
学校法人梅花学園の発展に貢献します。
梅花学園教職員心得
建学の精神をもとに女性の感性を育むキャンパスへと進化し続ける決意をこめ、150周年を
機に「BAIKAマーク」をリニューアルしました。カラーは「BAIKAエレガンスピンク」
と「BAIKAブリリアントブルー」を用いて華やかに。フォルムをさらに洗練させ、ハート
の形がわかりやすいようにすることで、愛なる女学校としての姿勢を表現しました。
―建学時の精神を礎に、時代を凌駕する愛にあふれた教育の場をめざし続けます―
学園創立150周年マークは、150年間DNAとして継承し続けてきた建学時の理念と使命を、さらに磨き上げていく決意を表現しました。数字のゼロをハートで表すことで、梅花女学校開校式時から引き継ぐ「愛なる女学校」の精神を表現。右肩上がりのデザインは、自ら問題発見・解決に果敢に挑戦し続けるスピリットを表しています。洗練された書体と「BAIKAエレガンスピンク」で、思いやりと品性を持ち、気品あふれる自立した女性を表しています。
1878(明治11)年、土佐堀の地に誕生した梅花女学校。北野校舎を経て、1926(大正15)年に
豊中キャンパスに移転いたしました。以来建学の精神を受け継ぎながら変革し続け、女子生徒
たちが生き生きと輝く学びの場となっています。移転100年を迎える2026年にむけて、これまで
梅花の女子教育を応援してくださった豊中市の方々に、さまざまな活動を通じて感謝の気持ち
を表してまいります。
豊中の地とともに100年
1926(大正15)年、豊中キャンパスに移転してから100年。地域の皆様から愛され続けて豊中の地とともに歴史を刻んできたことへの感謝を表現しています。
梅花学園の学園歌、梅花中学校・高等学校の校歌、そして学園創立140周年を記念して誕生した応援歌などがご試聴いただけます。